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​いしい まゆみ

【仕事・資格等】

太極道家(道号:静慧)

第4回世界伝統武術大会 太極拳 金メダリスト(2010年、中国湖北省)

Kung-fu is my life.  太極拳とは、わたしの人生を生きることです。

それは、外で起きることに振り回されず、自分の真ん中に戻してくれます。心身ともにすこやかで、本当の願いに沿って生きる大きな助けになります。

日々、お稽古を通じて小さなチャレンジを続けることは、自分への信頼と繋がりを育てます。わたしは前よりずっと自分が好きだと思えるようになりました。

山や海、空は、ありのままが美しく、そこに生きる人も美しい存在です。でも頑張りすぎたり、競争の中で比較や思い込みにとらわれたり、恐くて鎧をまとってしまうと、本来の美しさが隠されてしまいます。

太極拳は、長い歴史の中で積み重ねられてきた智慧です。それは自分を癒し、花を咲かせる方法のひとつです。

自分に目覚め、しあわせに生きる人がひとりでも増えたら、世界はもっとやさしい場所になると思っています。

 

≪陽だまりですごすように、太極拳をしましょう。≫

 

縁側は、陽だまりに包まれ、ぬくぬく、のんびり過ごす 時間と空間です。

なくても生活できますが、あると居心地よく、いま忘れている“あそび”や“ゆとり”に似ています。モノもなく、りんとしていながら、人が集ってなごやかに楽しくお茶を飲む場でもあります。

太極拳とは、縁側のようなものです。あたたかな光を浴びれば、知らずに身にまとった緊張の鎧が、自然に脱げるかもしれませんし、氷のように閉ざされた心も、溶けるかもしれません。本来、人は誰でもやさしい存在です。でも、やさしいままでいられない状況では、自分を守るために、体と心を閉ざすしかないこともあります。

固く閉ざした奥には、大切に守りたい何かがあります。太極拳は、不要な緊張に気づき、取り去っていきます。体がゆるみ、心がほぐれれば、体と心が目覚め、だんだんと本来の自分の姿が現れます。自分にとって本当に大事なものを大切に、生きていけるようになります。ほかの誰でもない、自分の人生を生きたいすべての人に、体験してほしいと願っています。

【担当プログラム】
 

・「体と心のその先へ~本当の思いに触れに行く太極拳」

全5回。前半は、みんなが知らない太極拳のひみつなどをお話しし、後半は、実際にその日のテーマを体験していきます。

 

・「内なる自然に還る旅:魚からの進化をたどって若返ろう!」

全6回。太極拳をする人は、20年経っても同じ体と言われるほど若々しいです。特徴的なのは背骨。龍のように、しなやかに動きます。背骨には数億年にわたる魚から人への進化の歴史が刻まれています。背骨だけで泳ぎ続ける魚の力は、わたしたちの内にもあります。魚→ワニ→チーター→ゴリラ→人の進化をたどりながら、ご自分の可能性に気づいていきましょう。前半はお話、後半はボディワークです。

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